マテリアルズインフォマティクス ベンダー特集

ダッソー・システムズ・バイオビア

目次

引用元:ダッソー・システムズ・バイオビア公式HP
https://www.3ds.com/ja/products-services/biovia/

ダッソー・システムズのBIOVIAは、マテリアルズ・インフォマティクスにおけるデータ活用を支援する、分子シミュレーションや機械学習を組み合わせたソリューションを提供しています。

ダッソー・システムズ・バイオビアの
マテリアルズ・インフォマティクスの特徴

BIOVIAによる分子シミュレーションで効率的な材料特性予測を実現

ダッソー・システムズのBIOVIAは、分子シミュレーションを活用して材料開発の現場で効率的な特性予測を行うソリューションを提供しています。従来の試作や実験に基づくアプローチでは時間やコストがかかるため、デジタル化が進み、データ駆動型のマテリアルズ・インフォマティクス(MI)が導入されています。

シミュレーションと自動化で材料設計を効率化

BIOVIAでは、分子シミュレーションによりナノスケールからメソスケールまでの材料の構造や特性を短期間で予測し、最適な材料を効率的に探索しています。シミュレーションツールを用いた複雑な材料の特性予測やワークフローの自動化により、大量のデータ処理が可能になり、MIの実践が加速します。さらに、機械学習の説明変数としてシミュレーション結果を使用することで、データ駆動型の研究開発を促進しています。

ダッソー・システムズ・バイオビアの
マテリアルズ・インフォマティクス関連の提供サービス

BIOVIA Materials Studio

BIOVIA Materials Studioは、材料のモデリングやシミュレーションを効率的に行うためのツールです。

特徴的なのは、量子力学や古典力学のシミュレーション機能を備え、分子構造や結晶構造の特性や挙動を予測できる点。可視化ツール「Materials Visualizer」を使って、複雑な材料のモデル化やシミュレーション結果の表示を直感的に行え、研究者は効率よく材料開発を進められます。

Materials Studioは、密度汎関数理論(DFT)や分子動力学など、分子や結晶の特性解析をサポート。半導体や触媒、ポリマーといった材料の性能予測にも役立ちます。

BIOVIA PIPELINE PILOT

BIOVIA Pipeline Pilotは、視覚的にデータ処理を行うツールで、プログラミングの知識がなくてもデータ分析を簡単に構築できるのが特徴。

3000を超えるコンポーネントを使ってデータの処理・統合を行い、バイオインフォマティクスやケムインフォマティクス、分子シミュレーションの分野で活用されています。また、PythonやJavaとの連携も可能で、柔軟なデータ処理や高度な解析が実現します。

BIOVIA DISCOVERY STUDIO

BIOVIA Discovery Studioは、分子モデリングとシミュレーションに特化したソフトウェアで、医薬品開発や抗体研究に活用されています。

タンパク質や低分子化合物のモデリング、配列解析、ドッキングシミュレーションなどをサポート。構造解析や薬物設計のシミュレーションも可能で、バイオ医薬品や低分子医薬の設計にも利用されています。

ダッソー・システムズ・バイオビアの
マテリアルズ・インフォマティクスの導入事例

レゾナックの電子実験ノート活用で進むマテリアルズ・インフォマティクスの効率化

レゾナックは電子実験ノート「BIOVIA Notebook」を活用して、マテリアルズ・インフォマティクスを推進しています。実験データが一元化され、データの検索や活用が容易になり、実験期間の短縮や「ダークデータ」の解消も進んでいます。

参照元:ダッソー・システムズ・バイオビア公式HP https://blog.3ds.com/ja/brands/biovia/customer-story-resonac-2023-biovia-notebook/

専門的な領域を持つMIベンダーを選ぶ重要性

MIベンダーの中には、専門領域を持つ企業があります。各ベンダーが保有するデータの質と量は解析精度に大きく影響し、研究開発のスピード向上やコスト削減につながります。そのため専門領域で強みを持つベンダーのMIを選ぶことが重要です。

このサイトでは、専門領域を持ち、高精度な解析を実現できるMIベンダーをご紹介しています。

ダッソー・システムズ・バイオビアの企業情報

  • 企業名:ダッソー・システムズ・バイオビア株式会社
  • 所在地:東京都品川区大崎2-1-1
  • 公式HP:http://3ds.com/ja/BIOVIA
SELECTIONS
専門的な領域に強みを持つ
マテリアルズインフォマティクスの
ベンダー3選

専門領域を持っているMIベンダーを厳選しました。
自社の研究対象に近しい領域を専門としているMIベンダーの方が、
コミュニケーションにズレがなく、知見や実績も豊富な可能性があります。

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