接着剤や粘着剤の研究開発では、配合、製造プロセス、被着体、界面構造など複数の因子を考慮しながら、目的の性能を満たす材料や条件を探す必要があります。こうした開発にマテリアルズインフォマティクス(MI)、機械学習、分子シミュレーションを活用するオンラインセミナーが、2026年9月16日に開催されます。
株式会社AndTechは、接着剤・粘着剤の研究開発をテーマとするZoomライブ配信のセミナーを、2026年9月16日(水)13:00〜17:05に開催予定です。講座では、データ駆動型の材料設計から、接着界面や剥離・凝集破壊の解析、マテリアルズインフォマティクスを研究開発や成果創出につなげる仕組みまでが扱われます。
開催概要は以下の通りです。
参加費や申込方法などの詳細は、開催前に主催者の公式ページで確認する必要があります。
主催者の案内では、粘接着剤の開発では、配合、プロセス、被着体、界面構造などの要因が複雑に影響し、限られた実験データから材料や条件を効率的に導き出すことが課題とされています。未試験の材料や条件を検討する際には、対象とする物性や利用できるデータを整理し、予測結果をどのように検証するかを考えることが重要です。
今回のセミナーでは、機械学習による配合・物性予測や網羅的探索に加えて、第一原理計算や分子動力学計算を用いた接着界面の解析が紹介されます。また、MIを単発の解析で終わらせず、研究開発や事業成果へつなげるためのテーマ選定、成果創出の仕組み化も講演内容に含まれています。
第1部では、積水化学工業株式会社の新明健一氏が、接着剤設計における配合、プロセス、被着体の関係を取り上げます。スパースデータや高次元問題への対応、中間物性・LVGP・QSPRを活用した予測モデルの構築などが講演内容です。さらに、未知材料や未試験条件の予測に加え、MIのテーマをどのように選び、分析を一度きりで終わらせず成果創出の仕組みにつなげるかも扱われます。
第2部は、日東電工株式会社の前田和久氏による講演です。ホットメルト粘着剤の検討を通じて、MIで解決したい課題を定め、説明変数・目的変数を整理し、教師データを解析する流れが示されます。主催者の案内によると、解析を専門業務としない実験担当部署のメンバーが検討を進めた事例が取り上げられる予定です。MIを専門家だけが扱う技術としてではなく、ものづくり企業の研究現場へ取り入れる際の考え方を確認できる内容です。
第3部では、株式会社テクノプロ テクノプロR&D社の島津彰氏が、高分子接着界面を対象に、分子シミュレーションとMIを組み合わせた研究を紹介します。第一原理計算や分子動力学計算による接着界面の解析、全原子系・粗視化分子動力学法による剥離挙動や凝集破壊のシミュレーションなどが予定されています。分子レベルの構造と接着性に関わる情報を、機械学習やデータベースを利用した物質探索へつなげる考え方を扱う講演です。
主催者の案内では、今回のセミナーで以下のテーマが示されています。
実際に活用を検討する際は、手法名だけで判断せず、自社の研究テーマ、保有データ、対象物性、予測結果を実験で確かめる方法を整理することが重要です。今回の講演内容は、接着剤・粘着剤の開発で、機械学習や分子シミュレーションをどの工程に組み込むかを考える際の論点として確認できます。
接着剤・粘着剤の配合設計や物性評価に携わる方、実験データを使った研究開発を検討している方、機械学習と分子シミュレーションの関係を知りたい方に関連する内容が含まれています。また、MIの専門部署だけでなく、実験担当者が研究現場でデータ解析を進める方法を知りたい場合にも、講演内容が検討材料になります。
AndTechのセミナーでは、接着剤・粘着剤の材料設計におけるMIの活用を、機械学習による予測・探索、ホットメルト粘着剤の検討、分子シミュレーションによる接着界面解析という3つの観点から扱います。マテリアルズインフォマティクスを接着剤開発へ活用する際の技術テーマや、研究現場への取り入れ方を確認したい方は、開催概要と公式案内を確認するとよいでしょう。
参照元:PR TIMES https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001776.000080053.html
参照元:AndTech公式セミナーページ https://andtech.co.jp/seminars/1f185b37-0b00-6080-8085-064fb9a95405
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